皆さんこんにちは!
マスクと言えば、コロナウィルス感染対策で付けない日は無いくらい身近な物になりました。
また、それ以外にも風邪、インフルエンザなどの予防、花粉症対策、ハウスダストや粉塵の吸入防止・・・。私たちの生活の必需品であることに変わりありません。今回はそんなマスクについて知っているようで知らない!?豆知識を掘り下げます。ぜひ参考にしてみてください (^~^)b
①マスクはウイルスを防げない!?
マスクの繊維の隙間は5μm程度と言われています。対して細菌のサイズは1~2μm、ウイルスは0.1μm程度しかありません。ウイルスがパチンコ玉だとしたら、マスクはサッカーゴールの網です。
ウイルスはマスクの繊維を容易く通り抜けられるんですね。
「えっ!?マスク意味ないじゃん。」
と思いますよね。
ちょっと待って下さい!
咳やくしゃみで排出されるウイルスや菌は「水蒸気をまとった状態」で空気中に出てきます。これを「飛沫」と言います。飛沫は5μm程度でマスクの繊維の隙間とほぼ同じサイズなので、実はある程度防ぐことが可能です。
「じゃあちょっとは吸い込んじゃうの?」
と思った方、ご安心ください。
確かに完全に防ぐ事は不可能です。
しかし‼️
マスクを着ける目的は、実は
”菌やウイルスを吸い込まないこと”
だけではないんです。
②マスクがもたらす効果とは?
ではマスクは何の為に着けるのか?
ズバリ、“のどを潤してバリア機能を保持するため” です!!
喉が乾燥している(=粘液の量が少ない)と、バリア機能が落ち、細菌やウイルスが体に侵入しやすい状態になってしまいます。
喉が乾燥している状態では粘液中の常在細菌や免疫細胞(マクロファージなど)が減少し、外敵が侵入しやすくなります。
マスクをする事で、呼気中の水蒸気により湿度が保たれた空気を吸入することになります。結果、粘液の減少を抑えることができ、このバリア機能の低下を防ぐ事ができるのです。
そんな効果のあるマスクですが、
“マスク”と一口に言ってもさまざまな種類があります。
どんな違いがあるのか、簡単にまとめて見ました。
③こんなに違う!マスクの種類
<マスクの素材による特徴>
<性能による分類>
マスクには性能を示す基準値が表示されていることがあります。主に次のようなものがあります。
BFE(Bacterial Filtration Efficiency)
細菌ろ過率。平均3μmの細菌を含む粒子がろ過された割合。
VFE(Virus Filtration Efficiency)
ウイルスろ過率。0.1~5.0μmの粒子がろ過された割合。
PFE(Particle Filtration Efficency)
ラテックス粒子ろ過率。平均0.1μmのポリエチレン粒子がろ過された割合。
米国NIOSHが定めた基準。試験粒子(0.1~0.3μmの微粒子)を95%以上捕捉できる
ことを示す。
ガーゼマスクやナイロンマスクは性能は劣るが密着性があり、天然素材であることから子供やお年寄りなどに向いている。一方不織布マスクにはN95やBFE99%という高性能なものもあり、細菌やウイルスの吸入リスクを低減が期待できるが、保湿性には劣り、汗が中に溜まってしまうことも。これは、不織布マスクの中にガーゼを挟むことで解消できる。
如何でしたか?
近年ではデザイン性のあるおしゃれなマスクもたくさんありますが、
時と場合に応じて ”機能面で使い分ける“
事も大切ではないでしょうか?
ではまた!!