皆さんこんにちは!ベジ(Vegi)です、
皆さんはきちんと「水分補給」していますか?
夏場などたくさん汗をかく時期に、また、運動後や体調不良時には特に小まめに水分を取ることが大切だと言われています。
しかし、その「水分補給」、実は効率が悪いかも知れません!
ではどうすれば良いのか?
そう、ご存じの方も多いと思いますが、
そんな時役に立つのが「経口補水液」
や「ミネラルウォーター」
です。
でも、さすがに毎回経口補水液を購入するのは大変ですよね。
また、地震や災害時には手に入らなくなる可能性もあります。
実は、簡易的なものであれば、自宅にあるものでカンタンに作ることが出来るんです!
今回は、なぜ経口補水液が水分補給に良いと言われるのか、
そして、その自作方法や水分補給に関する注意点をまとめています。
ぜひ最後まで読んでくださいね!
①経口補水液が適している理由
結論から言いますと、「成分が体液と最も近く吸収されやすいから」です。
理由1:成分が体液と近い
私たちの身体の60%は水分でできていますが「ただの水」ではなく、
様々な成分が含まれています。
主な成分は「ナトリウム」「カリウム」「マグネシウム」「カルシウム」といった「電解質」です。
水の中で電気を通しやすい性質に変化することから「電解質」と呼ばれています。
私たちの身体の細胞同士はとても弱い「電気信号」によって情報をやり取りしています。
その時に電気を伝える役割をしているのがこれら電解質なのです。
「経口補水液」はこれらの成分が体液に近い割合になるように作られています。
理由2:吸収されやすい
電解質の中でもその大部分を占めるのが「ナトリウム」ですが、
腸から吸収されるときに、ブドウ糖や果糖があると吸収効率が上がることが知られています。
なぜなら、腸にはナトリウムとブドウ糖や果糖を一緒に吸収するシステムが存在するからです。
その時に水分も一緒になって吸収されます。
「経口補水液」にブドウ糖や果糖も含まれているのはこのためです。
②自作「経口補水液」の作り方
材料
・水(500mL)
・食塩 1.5g(約3つまみ)
・砂糖 18g(約小さじ4杯)
作り方&ポイント
材料を全て混ぜるだけ!いたって簡単です。
ポイント1:水道水の塩素が気になる方はケトルや鍋で沸騰させれば、塩素が抜けます。
ポイント2:食塩や砂糖は天然物を使用すると、マグネシウムやカリウムも摂ることができるので効果的です。
ポイント3:追加でお酢を大さじ1杯程度加えると、夏バテ防止にもなります。
※全ての分量を2倍にすれば1L作ることもできます。
③水分補給時の注意点
水分補給をするにも、ただやみくもに飲めばよいわけではありません。
・飲みすぎは糖分や塩分の摂りすぎにつながることがあるので、日常的に飲用するのは避けましょう。
・市販のスポーツ飲料は糖分が多く含まれているので、注意が必要です。
・高血圧や糖尿病など持病がある方は主治医にご相談ください。
参考にした文献
「経口補水療法」 谷口 英樹, jpn. j. biometeor: 52(4) : 151-154, 2015