皆さんこんにちは!ベジ(Vegi)です。
今回のテーマは「お酒」です!
「お酒は節度を守って程々に!」
「飲んでも飲まれるな」
「少量ならむしろ身体に良い」
等々、様々な言われ方をされているお酒ですが、
実際、身体にどんな影響があるのか?
メリットとデメリットをまとめました!
①お酒に含まれる成分は?
アルコール(エタノール)
「酔い」の原因となる成分。「%」や「度数」で表示されている。
糖類
お酒の原料に由来する成分。ビールは麦、日本酒や焼酎は米・麦・芋など、
ワインやシャンパンはブドウに含まれる
「デンプン」や「果糖」がこれにあたる。
アミノ酸(たんぱく質)
お酒の旨味成分。含まれる量は微量だが、旨味の元となる。
ビタミン・ミネラル
日本酒はビタミンB6、マンガン、モリブデンなど、ビールはナイアシン、ビタミンB6、マグネシウムなど、
ワインはビオチン、クロム、モリブデンなど。
②お酒のメリット
動脈硬化を抑える
アルコールには善玉(HDL)コレステロールを増やす効果があることが知られています。
これにより、相対的に悪玉(LDL)コレステロール
が減少することで、血管の壁にコレステロールが
貯まりにくくなり、動脈硬化のリスクが
抑えられるとされています。
リラックス効果がある
アルコールは「大脳新皮質」の機能を抑制します。その結果、理性で抑えられていた感情が表に出やすく
なり、緊張がゆるみます。
また、「ドーパミン」の分泌を促す効果もあります。
これにより気分が高揚し、楽しい気分になるのです。
③お酒のデメリット
血圧を上げる
大量のアルコールは交感神経を興奮させる作用がある事が分かっていて、これが血圧の上昇に繋がって
いるとされています。
脱水症状を引き起こす(利尿作用がある)
アルコールには体液を維持するホルモン(抗利尿ホルモン)の働きを抑える作用があります。
お酒を飲むとトイレが近くなるのはこのためで、必要以上に水分が
出ていくので、こまめに水分も摂っておかないと
脱水症状を引き起こしてしまいます。
肝臓に負担をかける
アルコールは速やかに肝臓で分解されますが、大量に摂取すると肝臓に大きな負担がかかり、
肝臓の機能を低下させる原因となってしまいます。
また短時間で多量のアルコールを摂取すると,、肝臓で代謝し切れなかったアルコールがそのまま血液中に残り
「急性アルコール中毒」を引き起こします。
<急性アルコール中毒の症状>
血中アルコール濃度が300~400mg/dL(65.1~86.8mmol/L)となるとしばしば意識不明になり、血中アルコール濃度が400mg/dL以上(≥ 86.8mmol/L)となると死亡することがあります。呼吸障害または心拍リズムの異常(不整脈)による死は、特に急激に大量飲酒した際に起こる可能性があります。大量の飲酒により、 低血圧や 低血糖が引き起こされることがあります。
(MSDマニュアル家庭版より引用)
④まとめ
このように、お酒には 身体には良い面も悪い面も両方あることが分かるかと思います。
尚且つ、デメリットに共通するのは、
お酒を「飲み過ぎた」時に起こりやすい事です。
お酒の席でのいざこざや飲酒運転での事故など、
お酒を巡るトラブルも飲み過ぎによる事が多いですよね。
お酒を食事に取り入れる場合は、
その両面を良く理解した上で、
「節度を守って」「ほどほどに」
することが何より大切です!
ではまた!
参考にした情報
カロリーSlism (https://calorie.slism.jp/)
若林一郎. 飲酒と動脈硬化性疾患. 生活衛生2004 ; 48: 387-395
厚生労働省e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-003.html)