べじぶろぐ 〜健康への道しるべ〜

健康ついての情報や知識をまとめています。

#0011 酒は百薬の長!?

皆さんこんにちは!ベジ(Vegi)です。

今回のテーマは「お酒」です!

「お酒は節度を守って程々に!」
「飲んでも飲まれるな」
「少量ならむしろ身体に良い」

等々、様々な言われ方をされているお酒ですが、

実際、身体にどんな影響があるのか?

メリットとデメリットをまとめました!



①お酒に含まれる成分は?

アルコール(エタノール

「酔い」の原因となる成分。
「%」「度数」で表示されている。

糖類

お酒の原料に由来する成分。
ビールは麦、日本酒や焼酎は米・麦・芋など、
ワインやシャンパンはブドウに含まれる
「デンプン」「果糖」がこれにあたる。

アミノ酸たんぱく質

お酒の旨味成分。
含まれる量は微量だが、旨味の元となる。

ビタミン・ミネラル

日本酒はビタミンB6、マンガンモリブデンなど、
ビールはナイアシン、ビタミンB6、マグネシウムなど、
ワインはビオチン、クロム、モリブデンなど。


②お酒のメリット

動脈硬化を抑える

アルコールには善玉(HDL)コレステロール
増やす効果がある
ことが知られています。
これにより、相対的に悪玉(LDL)コレステロール
が減少することで、血管の壁にコレステロール
貯まりにくくなり、動脈硬化のリスクが
抑えられる
とされています。

リラックス効果がある

アルコールは大脳新皮質の機能を抑制します。
その結果、理性で抑えられていた感情が表に出やすく
なり、緊張がゆるみます。
また、ドーパミンの分泌を促す効果もあります。
これにより気分が高揚し、楽しい気分になるのです。


③お酒のデメリット

血圧を上げる

大量のアルコールは交感神経を興奮させる作用が
ある事が分かっていて、これが血圧の上昇に繋がって
いるとされています。

脱水症状を引き起こす(利尿作用がある)

アルコールには体液を維持するホルモン(抗利尿
ホルモン)の働きを抑える
作用があります。
お酒を飲むとトイレが近くなるのはこのためで、必要以上に水分が
出ていくので、こまめに水分も摂っておかないと
脱水症状を引き起こしてしまいます。

肝臓に負担をかける

アルコールは速やかに肝臓で分解されますが、
大量に摂取すると肝臓に大きな負担がかかり
肝臓の機能を低下させる原因となってしまいます。

また短時間で多量のアルコールを摂取すると,、肝臓で代謝し切れなかったアルコールがそのまま血液中に残り
「急性アルコール中毒を引き起こします。


<急性アルコール中毒の症状>
血中アルコール濃度が300~400mg/dL(65.1~86.8mmol/L)となるとしばしば意識不明になり、血中アルコール濃度が400mg/dL以上(≥ 86.8mmol/L)となると死亡することがあります。呼吸障害または心拍リズムの異常(不整脈)による死は、特に急激に大量飲酒した際に起こる可能性があります。大量の飲酒により、 低血圧や 低血糖が引き起こされることがあります。
(MSDマニュアル家庭版より引用)

④まとめ

このように、お酒には 身体には良い面も悪い面も
両方ある
ことが分かるかと思います。
尚且つ、デメリットに共通するのは、
お酒を「飲み過ぎた」時に起こりやすい事です。
お酒の席でのいざこざや飲酒運転での事故など、
お酒を巡るトラブルも飲み過ぎによる事が多いですよね。

お酒を食事に取り入れる場合は、
その両面を良く理解した上で、

「節度を守って」「ほどほどに」

することが何より大切です!

ではまた!



参考にした情報
カロリーSlism (https://calorie.slism.jp/
若林一郎. 飲酒と動脈硬化性疾患. 生活衛生2004 ; 48: 387-395
厚生労働省e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-003.html

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