第02章の後編では、血管と切っても切れない関係である
「血圧」について分かりやすく解説します。
まず血管について学びたい方は前編からどうぞ↓
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【概要】血圧とは何か?
血圧とは、血液が血管の壁を押す力のことです。
心臓から送り出された血液は、血管の壁を押しながら全身を巡り、再び心臓へ戻っていきます。
そのときに血管に掛かる力が血圧です。
では、その血圧はどのようにして上がったり下がったりしているのでしょうか?
【メカニズム】血圧を決めているものとは?
血圧=心拍出量×抹消血管抵抗
少し難しい言葉が出てきましたが、血圧はこの2つでほぼ決まります。
心拍出量=1回の拍動で心臓から送り出される血液の量
抹消血管抵抗=細い血管での血液の流れやすさ
のことを言います。つまり、送り出される血液の量が多いと、
また血管の抵抗が大きい(=血液が流れにくい)と、
血圧は高くなるわけです。
また、血圧は心臓の拍動によって上下を繰り返しています。
一番高くなるときと、一番低くなるときの血圧には
特別に名前が付いています。
【2つの血圧】収縮期血圧と拡張期血圧
心臓が収縮して血液を送り出す時を「収縮期」と言い、
血液が心臓に戻ってきて心臓が膨らむときを「拡張期」と言います。
また、そのときの血圧をそれぞれ
そして、「収縮期血圧」がもっとも高く、
「拡張期血圧」がもっとも低い血圧となります。
収縮期血圧・・・心臓の左心室が収縮して血液を送り出した瞬間の血圧。
いわゆる「上の血圧」で、正常値は120mmHg未満です。
拡張期血圧・・・心臓へ血液が戻り、左心室が拡張した時の血圧。
いわゆる「下の血圧」で、正常値は80mmHg未満です。
【まとめ】
血管は全身の組織へのエネルギーの供給、老廃物の排泄の為のパイプラインです。
それだけに色々な物質が血管を通ることになるのは容易に想像がつくでしょう。
血管を必要以上に傷付けない(=老化させない)為にも、
日頃から食べ物等摂取するものに気をつけたいものですね。
次章では、食べ物を食べた時に最初に通る「体の入口」である
食道と胃
について見ていきます。
次章はコチラ↓
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